ホメオパシーには全く関係なく、映画の感想です。
森達也監督が好きで、映画は、ほぼ見ています。
今回、初のフィクション映画を撮られると1年前に知ってワクワク待っていました。
そんな熱烈ファンです。
誰もが、加害者になるし、誰もが傍観者になるし、誰もが被害者になりえる。
その現実を、知って欲しい。
100%の善意から繰り出される殺意。植えつけられた情報による差別。判断できないゆえ何もせず傍観者になる罪。必死に生きていただけなのに突然命を奪われる悲劇。
良いことをしたくても、悪いことしかできないような環境。
良い悪いなんて簡単に飛び越えたところにある現実。
世の中に沢山ちらばっているそんな事実をぎゅっと映画にして
一つ一つ提示してくれています。
現代社会とのリンクしている部分も多く、考えさせてくれる映画です。
※素晴らしい映画ですが、もう一回見たいけど見れないとおもうくらい残酷な描写もあります。ご注意ください。
私は、森ファンなので、
冒頭のシーンから、満足した気持ちでいっぱいになりました。
異端と言われる人っていますよね。普通じゃない。森監督も普通の人はスルーすることを無視できずに、でも自分が普通だと思うことを坦々としています。
それって、とても大変だけど大切なことです。
周りに合わせた方がいいことの方が多くて、波風立てずに生きていけるならそうしたい。でもそうできない。そんな森監督のらしさや意地のようなものがシーンにこびりついているように感じて胸がいっぱいになりました。
ストーリーは、悲痛な話です。だけど、目をそむけたくない。
現代にも、形は違うけど、同じような事がおこっていると思います。
その中で、自分はどう行動するのか。
善い行いをすればいいという簡単な答えでは対応できないこの問いに、
自分はどう答えるのか。
考えてみてください。
<a href="https://pixabay.com/ja/users/igorovsyannykov-6222956/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=2974647">Igor Ovsyannykov</a>による<a href="https://pixabay.com/ja//?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=2974647">Pixabay</a>からの画像
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