3人の子供たちは、布おむつでした。
わが家には、赤ちゃんがいなくなり、布おむつへの意識が下がったのですが、世の中ではどうでしょう?当時は、布おむつを広めたいと思って活動していたのをふと思い出しました。(布おむつを販売もしていました)
布おむつ育児の思い出は、漏れてしまったり、足りなくなったりという大変だった思い出ばかりですが、今思うとどれも楽しい思い出です。
もう一度子育てするとしても、絶対布おむつを選びます。
環境によいは、私にもうれしい。
自分と周りは繋がっているということを気づかせてくれたものの一つです。もし、興味を持っている方がいましたら、ぜひ使ってみてください。
布おむつは大変?
育児だけでも大変なのに、布おむつはハードル高いと思われますか?
私は、紙おむつを買って捨てる方がずっと大変だと思っていました。
先日、保育園での紙おむつの処理問題が新聞記事としても出ていました。
紙おむつの処理が大変なら布おむつにというのは乱暴ですが、我が家の子供がまだおむつを付けていた、十数年前、住んでいる地域の保育園は布おむつでした。そこに預けている方も布おむつを家でも使っているかたもいました。
フルタイムで働いていて、布おむつは、大変じゃない?と聞くと、やはり慣れればこちらの方が楽だよ。とのこと。
おむつの事だけではないですが、大変か楽かは、慣れが多少解決してくれるものだと思います。
だけど、心地よさと心地わるさについては、慣れで解決していいものなのかな?
子供の心地よさは、布おむつの方がよいと思っています。
その気持ちは、生理ナプキンを布にしてもらえればわかると思います。一度、ナプキンを布にすると、紙には戻れないと思います。最近は、コットン100%のものもでてきたようで、そちらとの比較はしたことがないのですが、もし、布ナプキンを使用されたことのない方は、試してみてください。
布おむつに興味を持ってくださった方へ
初めての方が不安に思うだろうことを少しあげてみます。
参考にしてもらって、少しでも興味を持ってもらえるとうれしいです。
洗う
布おむつが大変だと思う、最大のポイントは洗濯。
確かに洗濯の量は圧倒的に増えます。とはいえ、洗うのは洗濯機任せです。
余洗いの部分を工夫することがポイントです。
工程は、たったの2つ!
1,洗剤を入れたバケツを用意しておき、そこにポイっと汚れたおむつをいれる。
布おむつのネットというのがあるのをご存じですか?布おむつの上にネットをひきます。このネットが優れモノで、うんちの時は、このネットを外せば下にはあまりつかないんです。その時だけ、ネットとおむつを少しすすいで、同じようにバケツにぽい。
おしっこのときは、ネットもおむつも洗わずバケツにポイ。
※私は外出するときなど、いらない布を切って、おむつの一番上にひいてました。そうしたら、その布をとって捨てるだけで、うんちの時も洗う必要ありません。
おしっこの漏れ防止にもなります。
※汚れは、トイレを流すときの水流で洗うという方法もあります。汚れがすぐにおちるので、そもままバケツにポイできます。
2,洗濯の前に、バケツの水をきれいな水に入れ替え、全体をゆすいだら洗濯機にぽい。
この方法だと、バケツからは、匂いなどもほとんどありません。紙おむつのゴミ箱からの匂いなどとは、きっと比べものにならないと思います。
漏れないか心配
これに関しては、2通りの考え方ができると思います。
1,布おむつの性能と工夫によって対応する
布おむつの吸収力も高くなっています。上に書いたように、その上にいらない布を挟んで捨てることや布おむつを重ねることで長時間にも対応できます。
とはいえ、おむつを換えないのは本人も気持ちが悪いです。
なるべくこまめに換えることが漏れを防ぐ一番です。
家にいるときは、なるべく換える。
外出時は、換えてあげられる場所を探しておき定期的に変えるのもポイントだと思います。
2,量が多くなる前に、おむつがとれる?
これに関しては、子供の性格と工夫次第だとおもいます。
布おむつは、気持ちがよいと最初に書きましたが、紙おむつに沢山おしっこしてあたたかくぷにぷにになった状態になると、子供が外したがらないということがあります。
それは、かさかさの新品より気持ちがよいからのようなのです。
それに対して、布おむつは、つけたてより、おしっこをした後の方が圧倒的に気持ち悪いです。なので、外してほしがります。
といっても、我が家の子供たちのおむつがとれたのは、1才未満と早い子もいましたが、3才ちかくまでかかった子もいましたので、布だから早いということはないのかも。
だけど、大人も、早くとりたい!という気持ちになるので、工夫しますし、なにより、おしっこに敏感にお互いがなります。
トイレトレーニングをするとなると、うまくできなくてイライラしがちですが、布だと、そろそろおしっこかな?と思ってはずすと、出てくるということがあり、トイレにささげると上手にします。
もちろんそううまくいかないことも多いです。
でも、この期間永遠に続くように思いますが、1年、2年です。
はやく取れて欲しい!ということにこだわるのではなく、おしっこのタイミングをお互いがお互いを思いあう、豊かな時間と捉えることで、幸せな時間にしてもらえればと思います。
ここからは、疑問に思うだろうことをいくつか書きます。
Q,布おむつの場合どれくらい量持ち歩くの?
私はウェストポーチに、おむつ2,3枚と外側のカバーを一枚持って歩いていました。外側のカバーが汚れることは基本ないのですが、もし、汚れた時のためです。いらない布も持っておいて、上にひいていました。
公園に連れて行くとなかなか、遊びがおわらなかったのですが、だいたいおむつがなくなったから帰ろうねと声をかけていました。半日くらいの外出には十分でした。
丸一日となると、もう少し必要だと思います。
Q、夜中のおむつ替えが大変では?
夜何回もする子もいますし、夜ほとんどしない子もいます。
夜何回もする子は、沢山あてがって、夜は寝かしてました。おむつカバーはせず、大きなバスタオルのようなものにくるんで中だけすぐに取り換えられるよう工夫したこともあります。その下には防水シートをひきました。
沢山する子は、寝る前に換えて、自分が寝る前にももう一度換えて
母乳育児をしていたので、夜中おっぱいをあげるついでに、おむつも換えていました。
この時期は、あかちゃんと同じように生活するほうがお母さんの身体とってはよいと思うので、そのような幸せな日々がおくれるならぜひそうされた方がいいと思いますが、日中お仕事されている方や体調によっては大変ということもあると思います。絶対そうしなければいけないと思う必要はないと思います。
おしっこをする際、子供は起きていることが多く、うごうごします。それを敏感に感じて、さっと換えてあげることは、のちの円滑なコミュニケーションや成長にもつながるように感じます。
Q 布おむつの経済的なこと
布おむつを全部揃えると、お金がけっこうかかります。ただ、ずっと使えるので、最終的には経済的です。でも、使い続けられなかったらどうしよう?
というのが不安ですよね。
私は、様々な方からもらいました。2人の子育てを終えてくださった方のおむつを3人が使ったので、5人が使ったことになります。それをさらに、使うという方に差し上げたこともあります。こうやって回していけるのが良い点です。もしかしたら、周りで布おむつを持っている方がいるかも。ぜひ声をかけてみてください。
また、少し試してみたいようなら、カバーだけ購入して、あとは、さらしを一反かって、それをあてがうという方法をお勧めしていました。適当な長さに切ったさらしは、もし、使わなくなっても掃除などにその後使えます。
布おむつでの育児
布おむつにすることは、赤ちゃんの排泄について敏感になることにつながります。
ホメオパシーのレメディを選ぶ際にも、赤ちゃんの健康を保つうえでも、あかちゃんのうんちの色や量、おしっこの匂いなどは大きなヒントになります。
また、コミュニケーションの一つのようにも感じています。
とはいえ、なかなかうまくいかなかったり、汚したりの連続。育児は、思い通りにいかない事ばかりなので、布おむつを使っている間は、いつまで続くの~!と私も思っていました。だけど、過ぎてみれば、ほんの、2,3年のことでした。
子供の一生を考えるとほんとうに少しの間ですよね。
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