生死について

夢を見ました。

亡くなった父の夢でした。亡くなった祖母もいました。

二人とも笑っていました。

私は、あまり笑える気持ちではありませんでした。それは、夢の中ですが、二人がなくなっている事を知っていたからです。

今までも、亡くなった人が出てくる夢を見たことがありましたが、夢の中ではそれについて知らなかったり、あまり不思議に思わず、受け入れている設定が多かったのですが、今回は、もう会えないということが分かっていて、まるでなくなる直前のような気持ちでした。

二人のお葬式に、二人が笑顔で座っているような感覚でした。
最後に何かを伝えたいけど、それを言葉にすることができない。
気持ばかりがあふれてくるような状態でした。

だけど、誰かが、なぜそんなにつらそうな顔をしているのというように私に目配せしたのです。その人はとても楽しそうにしていました。

その人が、二人はすでに亡くなっていることも知っているようでした。それでいて、私に笑顔を向けてきたのです。

その瞬間、なぜ悲しんでいるのかわからなくなりました。

二人は、これから新しい場所に行くのです。幸せへの旅たちです。
今の身体が窮屈になったから、新しい世界に行くだけなのに。そのようなことをその人は
言葉を使わずに私に伝えました。

目が覚めてとても、幸せな気持ちになりました。

春、別れと出会いの時だからこそ、こんな夢をみたのかもしれません。
もう会えない事は悲しいことだけど、二人は前をみて進んで行ったのです。

死について、私の中で上手く受け入れきれない感覚がありましたが、この夢をみてすんなり入ってきたきがしました。

別れの日まで、今生きていて、一緒にここに存在できるということの素晴らしさをより感じるようになりました。それは、明日にはないかもしれない。
だからこそ全力でその人といたいと思えるだけいて、伝えたいことはちゃんと伝えなくてはいけない。
その思いがより一層強くなりました。

そしてその先へ行くときは、笑顔で送り出してあげたいと思うようになりました。

<a href="https://pixabay.com/ja/users/jillwellington-334088/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=554090">Jill Wellington</a>による<a href="https://pixabay.com/ja//?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=554090">Pixabay</a>からの画像

日本ホメオパシーセンター京都京田辺 結恩