節分

立春の前日が節分です。昔は一年がこの日から始まったので、大晦日ということです。

季節の移り変わりとしても、この立春の前は、大寒となり、一年で最も寒い時期です。この時期を過ぎて、春に向かって進み始めます。冬の最後であり、春のはじまりなのです。

冬は、ゆっくりとした、自分自身と向き合う、うちに入る動きの時期です。寒さで体が縮こまります。それはまさに内側に入るうごきですよね。それがこの日から外に向かう動きにかわっていきます。気持ちも外向きになっていきます。内から外へ。

この日に「福は内、鬼は外」と掛け声をかけるのは、本当に理にかなっていて面白いです。自分の心やからだの、内側と外側が入れ替わる、まさにその準備体操ですよね。
是非今年は、マメを撒きながら自分の内への動きと外への動きを感じてみてください。そして、これから始まる一年へ向けて気持ちの準備をしてください。

大寒

この時期の水は寒の水といわれ、腐らない・不純物が少ない・美味しい等といわれ、お酒やお味噌などが仕込まれていました。
特に、寒中9日といって、9日目のお水は神秘的な力があるといわれています。今年は、ちょうどこの日が満月でもあります。前回の記事にも書きましたが、この時期は、乾燥から冷えにつながります。冷たい水を飲むことはとても大切になっています。

もし近くに湧水が湧いているところがあったら、ぜひそこまで汲みに行ってみてください。今年は乾燥がかなりきつかったので、その水はきっと若返りの水になります。

身体を潤し、風邪をひきにくくもしてくれます。

寒さと掃除

春の前にしっかり寒い体験をすることは、春を迎える身体には、大切なことです。特にこの時期、昔の人は、寒いからこそ外に出て寒さを感じていました。

その知恵の一つが大掃除です。
なぜ、寒い時期にと思われるかもしれませんが、もちろん神様をお迎えするためということもありますが、この時期窓を全開にして、はたきで埃を落とし隅々まで箒で掃いて、雑巾で床や窓を掃除するのは、身体の巡りを考えても、利にかなっています。特に症状はないけど、なんだか体調が悪いなと思われるのであれば、お掃除されるのは大変おすすめです。

普段のお掃除は、掃除機でもいいと思います。だけど、体調を整えたいのであれば、はたきやほうきや雑巾を使ってみてください。

掃除にはいろいろコツがあります。今回一つだけ書くとしたら、音です。
音に気を付けてみてください。はたき・ほうき・雑巾どれも音がでます。耳や身体に心地よい音がする使い方をしてみてください。掃除に夢中になってバタバタさせないでください。力をいれて掃除をすると、逆に体がこわばってしまいます。
よい音のする使い方をするというのがなににも勝るコツだとおもいます。

節分の後、マメを蒔いたあとの掃除、試しに音に気を付けてしてみてはいかがでしょうか?

アレルギー

前回も書きましたが、春になると身体が緩んできます。緩むことで、冬の間にたまった膿などを出す排出が始まります。それが風邪です。
なので、この時期さっと風邪をひいてよくなるのは健康な証拠だと思います。

だけど、それがいつまでも続く人がいます。これがアレルギーの人です。体の体温が上がりきらず、緩めなくて、いつまでも排出反応がつづいてしまいます。

以前ブログで初春の過ごし方として、お手当法を書きましたので、参考にしてください。

今回は、花粉症の方へのホメオパシー的対処をお伝えします。
摂り方:ポーテンシーはどれも、30Cか200Cで飲み水に入れてとってください。
【飲み水のペットボトル等に2粒レメディを入れて100回震盪(叩きながら振る)】

PULS-頭痛や頭の重さ身体のだるさなどがある方。
NAT-M-鼻水がひどい方へ。目から涙が止まらないという方にもよいです。
PHOSE-咳が出る方、のどに違和感を感じる方
OKOUB-口の周りや目の周りがかゆく赤くなる方

※アレルギー体質の方は、身体全体の問題です。ご自身での対処では限界がある場合も多いですので、ホメオパシー相談会をお勧めします。

節分を過ぎたら春です。活発に動き出す時期になります。自分の内側に向き合い守ってきた冬とは、反対、外側へ向けていく時期です。守ってきたものを手放す時期なのです。
花粉症の方には【手放す】というキーポイントを持っている方が多いです。
大切なものを捨てる必要はありません。だけど、自分に必要ないものは手放して自分ではない外側に目を向けてみてください。
これからの時期は、自分が持っていないものが大切な時期なのです。

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日本ホメオパシーセンター京都京田辺 結恩