相談会でのエクササイズ
相談会に来てくれた方に、ホメオパシーのレメディをお出しするのはもちろんですが、エクササイズをしてもらうことがあります。
それは、身体の使い方を少し変えることで体の不調や心の不調が変化してくるからです。
これは、癖を治すようなものです。身体の癖は精神状態と連動しています。その中で、精神状態の方が変化しても、身体は癖として残ってしまうことがあるのです。そこで、同時に身体へアプローチすることで、自然と癖を手放してもらいます。その為に、エクササイズをしてもらうのです。
イメージ
たとえば、子供の身体を見ていると、立ちにくそうな子がいます。この子たちの理由は様々ですが、立つことが難しいような子は、足裏と首のあたりに独特の癖を持っている子が多いです。また、子供の場合このような癖を持っている子は、日常生活で問題を感じることがあるようで、発達に問題があるように見られたり、授業についていけないことがあるようです。
そのような子への対処は、子供により多種多様なのですが、足の裏を感じてもらいながら首をしっかり回してもらうというエクササイズをすることがあります。その感じ方はその子によりますが、しっかり地面に足の裏を付ける。ぴったりつけるということをこの動作によってイメージさせています。イメージさせるというのが重要なポイントです。イメージは、無意識と繋がっています。なので、イメージしてとは言いません。ただ、やってもらうだけです。それにより、自分ではっと気づきを起こすことを狙っています。だから子供により、動作は違います。何度も、子供によって違うと書いているのはそのためです。この子にはこの方がイメージしやすいなどあるため、方法は一つではありません。
身体に叩き込む練習ではないので、必死に毎日忘れずにやる必要はありません。イメージができれば無意識の層に入ってくれるので、あとは、自然と身体が自分のよい形にしてくれます。
少しのがんばり
首に関しては、硬くなっていることもあるので、ゆっくり回してもらうのですが、ある程度ほぐれてきたら、息を長く吐くということをやってもらいます。
首の癖を持っている子は、息をするのが難しいことがあるのです。息を長く吐くというのは、難易度が高いのですが、繰り返ししてもらいます。
最初は難しいのですが、ほんの少しがんばるというのを繰り返しているうちに、首の動きもスムーズになり、癖もとれてきます。これはイメージというより体の使い方を補うエクササイズです。なので、ほんの少しがんばるというのがポイントです。沢山頑張る必要はありません。いつも頑張りすぎている方には、頑張りにも入らないと思います。ちょっとだけ、前日よりやってみる無理ならやめる。これも、やりたくなかったり嫌だったらやらないでいいのです。今まで使わなかった部分をスムーズに使えるようにするための調整です。自分がその部分が必要だと思えば自然にやりだします。無理は必要ありません。無理に子供にさせないでください。心地よかったらその子は必ず続けます。もしやらないならまだ時期ではなかったのです。タイミングを待つというのも大切なことです。
このイメージとほんの少しのがんばりというのは、私の相談会で,とても、大切にしていることです。ホメオパシーのレメディはイメージさせることです。それに対して、ほんの少しの頑張りを様々な方法でサポートしています。
この二つが素晴らしいのは、強制ではないという点です。
強制的に体を肉体改造するわけではないのです。イメージできてそれが無意識に入った時、必要なら取り入れるでしょう。でも必要なかったらとりいれません。自分にあったレメディが作用しないように。そして、ほんの少しのがんばりも、無理なく、やりたいだけやればいいのです。
最終判断は自分なのです。なにかベストの形があってそこに向かっているわけではないのです。正解は外側には、ありません。自分にとってよかったら、イメージに入ってきたときにすんなりと受け入れられます。正解は自分だけが知っているのです。
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