ホメオパシー講座では、様々な自然療法についてもお話します。
今、春から夏に向かう季節のはざまなので、この時期に気を付けたほうが良いことを少し紹介します。この時期のポイントは、なんといっても寒暖の差です。身体に大きなストレスがかかりますので、自然に小食になっていきます。そこで、無理に食べたり、食べすぎたりしないよう気を付けてください。食べたくなかったら、食べないようにしてください。
この時期、熱が上にあがっていきます。上半身は暑いけど、下半身がということになりますので、下半身特に足先を冷やさないよう気を付けてください。
この時期よくある症状
【子供】
特に小さなお子さんの場合、寒暖の差というは、だいぶ体力を奪われます。とはいえ、それによって、身体や心が鍛えられているときでもありますので、寒暖の差がよくないから、それをなくす。のではなく、体力が奪われて、いつもより疲れやすかったり、体調を崩しやすいということを理解し、気を付けてあげていてください。
鼻水 ⇒ 身体が、冷えていることが多いです。冬の冷えを外に出していることもあります。緑っぽい鼻水なら暖かくして、少し様子を見てください。黄色っぽかったら、他の原因が考えられるので注意してください。
水っぽい鼻水がだらだら垂れているときは、水分が足りないことがあります。ちょびちょび飲ませてみてください。この時、冷たい水ではなく、常温のお水にしてくださいね。
透明だけど粘りのある鼻水は塩分がたりません。塩分をしっかりいれてください。
咳 ⇒ この時期の咳は、空咳が多いです。カラカラと乾燥した風にさらされることで、出ることが多いです。れんこんの節をすったものを米飴にといて、お湯で飲ませるとよろこびますが、難しい場合は、葛湯もいいですよ。風の強い日に遊んだ後、風邪をひく子は、結構多いです。大人でもちょっと気になるような、乾燥した風の吹く日は、オイルマッサージをしてあげたりして、乾燥から守ってあげてください。
【大人】
冷え ⇒ 温めてあげるのも、よいですが、循環が悪くなることで起こっています。
お風呂から出る時、足の指先に、冷たいあったかい冷たいと温度変化した水をかけたり、足指回しをしたり、して循環をよくしてみてください
イライラ⇒意外に多いのがイライラです。春は気が上にあがるので、イライラします。これには、断然小食がよいですが、イライラしていると逆に食べたくなるもので、難しいことが多いです。ゼリーやおかゆなどで、満腹感があるようなものを摂るようにし、乳製品や小麦製品を控えるのも効果的です。それと、運動や文化的活動もお勧めです。プールで泳いだり、絵をかいたり、集中してできる作業をしてみてください。
消化不良 ⇒ 消化が弱くなりがちな時期です。また、春キャベツや新玉ねぎなどは、春にピッタリの食べ物です。油物を控えるのもお勧めですが、逆にそれがストレスになってもよくないので、せめて、良質な油(オリーブオイルやごま油等)を使ったものを摂るようにしてください。また、甘いものの摂りすぎも夏への負担になります。
『おいしいものを少しだけ』を心がけてください。
今後に向けて
これから、梅雨がきて、夏になります。梅雨の時期は、カビの季節。
私たちの体の中にもさまざまな菌がいて、日々働いてくれていますが、そのバランスが崩れやすい時期です。特に、甘いものをたくさんたべていると、カビが大喜びしますので、そろそろ、控えてくださいね。精米したお米や小麦も菌の餌になります。要注意!
炭水化物は少な目にしてもいいかもしれません。春は、草がぐーんとのびるときですので、サラダの時期だなと個人的に思っています。ある料理家さんは、乾物の季節とおっしゃっていて、梅雨になってかびる前に食べるそうです。サラダに乾物類(豆・ナッツ・海藻等)をもどして加えて、オリーブオイルたっぷりと塩・こしょう・ゴマ・レモンをかけて、食べるのが私のこの時期のおすすめレシピです。生食が気になる方は、ゆでた野菜でもちろんOKです。私も、大きなせいろで蒸して、温サラダを作ることが多いです。
このサラダのポイントは、美味しいオリーブオイル!ちょっとだけ奮発してみてください。
また、いつまでも厚着をしている人が増えています。確かに冷えには気を付けたほうがいいのですが、この時期は、汗で冷えるのです。どちらかといったら、少し薄着にして、寒くなった時上に羽織るようなものを持っていた方がよいです。特にに首をひやさないでください。
冷えは、寒さが原因ですが、循環がよければどんなに冷えても身体が冷え切ることはありません。循環が悪くなっていることが原因です。身体が動きやすい恰好にして、春から夏への活動的な季節を全身で感じてください。
0コメント