急に寒くなりましたね。
暖かい日が続いており、霜降も近いというのに、霜が降りるなんて考えられないとばかりに沢山とれる、夏野菜を堪能しておりましたが、がくんと冬がやってきました。
霜降は、冬支度を始める時期でもあります。秋最後の節季でもあり、夏気分どころか、秋すらも終わり冬を迎える時期なのです。この時期は木枯らしが吹き始める時期でもあり、本格的な寒さを感じ、例年も不調が出てきやすい時期でもあります。冬へ向けての勘所の部分でもあり、この時期を上手く過ごすことで、冬がだいぶ楽に過ごせます。注意点を書きましたので、ぜひ気を付けてみてください。
今年は特に、急に寒くなったので、食欲が落ちた人、腰等関節が痛くなった人、のどが痛い人、鼻水が出てきた人などなど様々いるとおもいます。それぞれの弱い部分や夏の疲れがたまっているところに症状がでています。
これは、夏の身体から冬の身体に身体が変化しようとしている証拠です。ここで反応できた方は、とりあえず身体が元気な証拠。そのままスムーズに経過させることができれば、冬へ向かって順調に進んで行けます。症状がだらだら続いてしまわない様に以下の点、気を付けてく過ごしてみてください。
1,呼吸をしっかりする
この切り替えの時期に症状が出る方は、呼吸に問題があることが多いです。
呼吸というのは、自分にしかわからないので、自分の呼吸に問題があるということはわかりにくいものです。現代人の呼吸はかなり浅くなっているように思います。
深呼吸をする時間を一日に何度か作って目を閉じて呼吸をしてみてください。その際、息が入りにくかったり吐きにくかったりすることがあります。それは、関節や身体にこわばりがあります。身体をゆらして、息が通りややすくなる位置を見付けて、呼吸をしっかり通してください。ここを通しておくことが、冬を快適に過ごすための一歩になります。
目を閉じるのが大切です。身体の内側をしっかり感じることと、この時期活発に動く頭を休ませるためです。
2,温める
中秋の名月では、寒さを感じてくださいと書きました。しっかり寒さを感じることで、冬の身体になるからです。だけど、ぐっと寒くなり本格的に冬を感じはじめた瞬間は、勘所で、対応を変化させる必要があります。寒さを味わう必要ありません。温めてください。ストーブは、まだはやいかな?コートはまだ早いかな?と思わず、どんどん使用してください。この先、身体が冬の身体に切り替わったら、多少の寒さは大丈夫ですので、寒さを堪能してもらえばなのですが、この時期は寒さから身を守るのが大切な時期です。
自然主義の方は、健康のためには、外と中の気温は差がないほうがいいとおっしゃいます。もちろん、それも素敵な事です。でも、こういう冷えの始まった時期に、身体をかばってあげることで、その後の身体の調子が変化します。ほんの少しの時期のこのコツが冬を上手に過ごせるポイントです。
3,汁物を摂る
冷えは乾燥と関係しています。この時期は、少し塩分のある水分が吸収しやすいです。お味噌汁・スープ・お鍋など工夫してたっぷりの汁物を身体へ入れてください。大根も水分を身体に運んでくれますので、冬が苦手な方は、大根が出回り始めたらたっぷり食べてください。このときの調理の仕方ですが、自分が美味しい!と思う調理方法で食べてください。生でも煮ても、美味しいと思う摂り方がその方に一番合っている調理法です。
ただ、むくみがちな方は、水分をとるだけでは、身体がむくむ一方です。汗をかく必要があります。日中はまだ暖かい日もありますので、一日だけでもいいので、散歩したり、運動したりして、汗をかく日をつくってみてください。
秋・学童期のこどもたちへ
夜が長くなっていく中で、内に意識が向き始めます。子供たちもこの時期ぐっと成長します。まだ子供が小さく、自主保育をしていたころ、秋になると子供たちの間で必ず問題が起こっていました。成長による関係性の変化によるものです。学校に行って、子供の様子が見えなくなっても、きっと秋にはそのような関係性の変化による問題が起こっていると思います。帰ってきた子供に、「おかえり」と優しく伝えてあげるだけでも、子供の心は落ち着くのかなと思います。「おかえり」を言うタイミングがない方は、「ただいま」を。
日常の生活の中で、当たり前になりすぎて、見過ごしている子供との生活を少し見直してみてください。毎日同じ時間に同じことをするということもよいと思います。
集団生活は子供にとって、成長になると同時に大きなストレスでもあります。家での子供とのちょっとした行為が、そのストレスへの助けになると感じています。
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